ヲタク48

なんとなくITをタク つらつらと私的メモ代わりです

日曜日, 7月 23, 2006

Xscale

http://www.atmarkit.co.jp/fsys/zunouhoudan/074zunou/xscale.html

IntelのXscale部門売却の考察である。
i960を引き合いに出して巨大企業内で主力外商品の悲哀について述べている。
半導体メーカのファブの問題は根が深くAMDとのシェア争いで負けると
空きファブが出来、そのまま不採算に陥るリスクを抱えていると言っても過言でない。
つまり、圧勝で高利益、接戦で利益が消えて、少し押し込まれると不採算である。
最悪の事態として設計で負けると巨大な製造下請け企業となりえる。
そういった形でファブ持ち企業は非常に損益分岐点を高い位置に設定されている。
さらに業界トップともなれば勝つ予定でファブ投資を行っているため最高に厳しい。
現在チップセット事業に本腰を入れてきているのはその辺もあるのだろう。
他チップセットメーカとの協力関係は重要であるが、トータルパフォーマンスを考えると
資金・技術的にも優れている自社内で開発するのが有効である。
Intelのチップセットは毎回結構改良されているので同CPUでもパフォーマンスがかなり変わる。
Pentium4コアを長持ちさせたのもこの点によるのだろう。
周辺チップへの重点移動といえばAMDの方が得意である。
Geodeはじめ組み込み機向けノウハウには歴史がある。
そのAMDがATIを買うという噂がある。

期待を込めて予測して良いかな?
1.激安PC向けビデオや入出力全部入りCPU(ワンチップPCというべきか)が発売される。
#これは昨今のクライアント軽量化傾向に合致しているため市場はあると思われる。
2.さらに期待的であるが小型WindowsPC市場ではMicrosoftとAMDが組む(というか既に密約済?)

個人的にはハイパフォーマンスが欲しいので、
所謂市場のバリュー層にも重量級のCPUを供給する状態を期待したいが
省電力低発熱のトレンドもあり、どうも軽量化傾向ではないかと推測している。
つまり個人的に期待点はPDAなんだな。